作品紹介
ストーリー紹介
第01話〜第13話第14話〜第26話第27話〜第39話第40話〜第52話

第40話「極めし力、白虎新生」
シナリオ:樋口達人/絵コンテ:井内秀治/演出:わたなべぢゅんいち/作画監督:佐久間信一
新たな力を手にしたコゲンタとランゲツ。しかしイツム=ミカヅチは逆式化したそのままに大降神する。迎え撃つコゲンタとランゲツだったが、彼らはもはや大降神の力に飲みこまれることはない。それぞれの闘神士との堅い絆は極神操機を通し、彼らに究極の力「超降神」を果たさせる。そして熾烈な激闘の末に、ついにリクたちはミカヅチを倒した。
これで節季が戻る。誇らしい心持ちのリクとユーマ。
だが伏魔殿の奥深くでは、マサオミとキバチヨがヤクモと戦い続けていた。激戦の果てにマサオミは敗北するが、すべての力が流れこんだミカヅチを天地の宗家が打ち倒すことがウツホ復活の最後の鍵だったのであり、そのための時間をかせげた。敗れながらも満足げなマサオミだった。

第41話「ウツホ復活」
シナリオ:江夏由結/絵コンテ:信天翁経堂/演出:安川 勝/作画監督:鈴木幸江
ミカヅチを倒し、ようやく節季は元に戻る。平和を満喫するボート部だが、ソーマが家族の元に帰り、ナズナも引き上げるという。そして、マサオミは・・・。残されたリクは寂しさを覚えるが、コゲンタに励まされる。
そのころユーマは、闘神士はこれ以上表に出てはならないと叱る父と衝突。勘当された彼が向かった先は天神町。「貴様と勝負をつけに来た」。
わだかまるものを抱えたふたりが極神操機を構えて対峙し、コゲンタとランゲツが因縁を決着をつけてやると意気込む。闘神士としてかつてない高みまで究めた二組が渾身の力をふり絞り、ぶつかり合う。
その両者の激突をさえぎって社の鬼門からヤクモが現われた。「悪魔が・・・復活した・・・」。それだけを言い、意識を失うヤクモ。突如、青空は暗雲に包まれる。

第42話「蒼の覚醒」
シナリオ:本田雅也/絵コンテ:井内秀治/演出:工藤寛顕/作画監督:榎本勝紀
妖怪があふれ出し、街の人びとが石化していく。大鬼門は封じたはずなのに、なぜ? そのすべての変異こそ、復活なったウツホの業だった。
伏魔殿でリクたちを待っていたのはタイシンと“楓のダイカク”、ゼンジョウと“玄武のガンゾウ”。そして、降神させられないマサオミ。しかし、大降神まで果たした二体をコゲンタは圧倒。マサオミの脳裏には、仲間たちが倒されていったかつての様相がよみがえる。幼いマサオミをかばって意識を失う姉ウスベニ・・・。
「やめろー!」。その瞬間、マサオミの神操機が極神操機へ生まれ変わる。キバチヨ降神! 一気に超降神まで果たすとコゲンタに襲いかかった。「お前たちがいる限り、おれは取り戻せないんだ!」。
そこに助けに入ったのはユーマとランゲツ。超降神どうしの戦いが今!

第43話「汚された救世主」
シナリオ:加藤陽一/絵コンテ:中村憲由/演出:西山明樹彦/作画監督:佐久間信一
超降神三体の激しい戦いがつづくなか、少年の姿が空に浮かび、「退け、ガシン」とうながす。彼こそが伝承に言う悪魔、ウツホであった。
一方地上ではボート部が社に集まっていた。結界のなかで妖怪を手なずけていくリナ。そこへソーマとテルが駆けつけ、ヤクモと共に伏魔殿へ。
ウツホを目指すリクとユーマの前には、ショウカクとタイザンが。タイザンは1200年前の「事件」を語る。闘神士たちが戦に明け暮れるなか、式神と人びとは救いを求めてウツホの元に集まった。しかし闘神士たちは奸計によってウツホを陥れ、伏魔殿に封印した。そのとき共に倒された者たちが神流であり、この花咲く場所こそが彼らの墓所なのだ。
リクは先祖が犯した罪を詫びながらも、このままにはしておけないと戦いを挑む。しかし、タイザンは彼らをバラバラにはじき飛ばす。

第44話「紅い罠」
シナリオ:樋口達人/絵コンテ:戸部敦夫/演出:藤田陽一/作画監督:榎本勝紀
ユーマと離ればなれになってしまったリク。その前には再びショウカクが現われ、リクたちがウツホの封印を解いたのだと明かす。そして、千年前の天流総本社襲撃はウツホ復活のために神流が仕組んだことだと告げる。
ユーマは猛る力のままに妖怪を倒すが、またしてもランゲツに拒絶されてしまう。一方、地上ではムツキが組織する神流討伐隊にテルが合流。
伏魔殿にたどり着いたヤクモ、ソーマ、ナズナは妖怪に追われる女性を保護した。そこに現われたマサオミは、その女性を渡せと戦いを挑む。極神操機を駆使して戦うマサオミとキバチヨに、さすがのヤクモも苦戦。隙をつかれてナズナが妖怪に捕らわれる。その妖怪を操っているのは、先ほどの女性。彼女こそマサオミの姉、神流闘神士ウスベニだったのだ。
捕らわれたナズナ。罠だと知りつつも、ヤクモたちは助けに走る。

第45話「燃えろ! ソーマ」
シナリオ:岡崎純子/絵コンテ:菱田正和/演出:わたなべぢゅんいち/作画監督:佐久間信一
ウスベニがおかしい。彼女は本当に姉なのか。マサオミは疑念を抱く。
ヤクモは神流の狙いは自分だとソーマをひとりナズナ救出に向かわせる。心細い想いを抱えながら伏魔殿を行くソーマは、ようやくナズナを見つけたものの妖怪たちの待ち伏せを喰らってしまう。しかし、ソーマの強い思いはついにフサノシンに大降神を起こさせ、妖怪たちを打ち砕いた。
感極まるナズナだったが、それでもいつも通りの口げんかを始めてしまうふたり。そこへ駆けつけたテルだったが、ナズナとソーマのいつもと同じだが違う雰囲気を見る。伏魔殿にテルの悲しい叫びがこだまする。
そのころ、ヤクモの前にはウスベニと“朱雀のバラワカ”が立ちふさがる。だが、ウスベニの様子から何かに気づいたヤクモ。そこへやって来たのは激昂するマサオミが・・・。

第46話「さらば、ヤクモ」
シナリオ:本田雅也/絵コンテ:信天翁経堂/演出:安川 勝/作画監督:榎本勝紀
ソーマがナズナを救出した頃、ヤクモはマサオミとウスベニを相手に苦戦を強いられていた。四大天“ナーガ”の力を得たバラワカは、ヤクモの「刹管相輪串刺」さえ跳ね返す。焼けただれたバラワカに更なる攻撃を強いるウスベニ。しかし、その姿にマサオミは姉を見失う。ウツホがウスベニを操っているのだ。決意を固めたマサオミは姉を救うべくバラワカを倒す。式神を失ったウスベニはマサオミの腕の中で消えていった・・・。
マサオミの裏切りを知ったウツホは、ついに人間に見切りをつけ世界を崩壊させ始める。死んでゆく自然、落ちてくる空、そして再び凶暴化する妖怪たち。「式神と強い絆で結ばれたものだけがウツホを倒すことができる」と、ヤクモは後事をマサオミに託し、己と五体の式神を犠牲に空を支える。その姿にマサオミは・・・。

第47話「四大天の猛攻」
シナリオ:江夏由結/絵コンテ:菱田正和/演出:工藤寛顕/作画監督:佐久間信一
 すべての夢を失ったマサオミがリクと再会する。もう力などいらないと神操機を捨てるマサオミに、リクは「これは力ではなく、キバチヨです」と変わらぬ態度で接する。その優しいまなざしに、マサオミはかつて自分を封印から解放してくれたリクの母、ショウシの姿を思い出す。
 あきらめずに世界を救おうと戦うリク、ヤクモ、そしてユーマ・・・。いま自分がやらなければならないことは何なのか。新たな決意を胸にマサオミは走り出す。向かった先で待ち構えていたのは神流の仲間タイザン。
 リクとコゲンタの前に姿を現わしたのはかつての天流宗家ライホウと“霜花のクロイチ”。リクとは因縁ありげな様子。
 ソーマたちと神流討伐隊は、ヤクモたちを守るため迫りくる敵と戦う。
 一方、地上ではボート部も奮戦中!

第48話「宗家の資格」
シナリオ:加藤陽一/絵コンテ:中村憲由/演出:西山明樹彦/作画監督:榎本勝紀
 空を支えるヤクモに、ショウカクが四大天“アスラ”の力を得て襲いかかる。迎え撃つソーマたちだったが、とても敵しえるものではない。追いつめられた彼らの前に現われたのはユーマとランゲツ!
 力を合わせて戦う彼らの姿に、ユーマの中で何かが生まれた。みんなを守るためにランゲツを降神させて戦いに挑むその様は、父が望んだ姿だった。五組の闘神士と式神は力を合わせて、ついにショウカクを倒した。
 そのころマサオミはタイザンを諭すが、タイザンは聞く耳を持たない。
 一方、ライホウは四大天の力でリクたちを攻撃。彼こそ、奪われた宗家の位を取り戻すためにコゲンタを大降神させて天流を滅ぼした張本人であった。しかし、リクとコゲンタの敵ではなかった。
 ウツホを止めなければと向かうリクの前に、リクの両親が姿を現わす。

第49話「夢の終わり」
シナリオ:岡崎純子/絵コンテ:菱田正和/演出:藤田陽一/作画監督:佐久間信一
 ライホウの夢の中に捕らわれてしまったリクは、その中で両親と再会し、穏やかな時間をすごす。罠にかかったとほくそ笑むウツホ。だがリクは、すべてが偽りであるとわかっていた。わずかでも両親と一緒の時間をすごさせてくれたウツホに「ありがとう」と感謝する。信じて待っていたコゲンタ、そして再会したユーマ・ランゲツと共に、四大天“ガンダルヴァ”の力で戦うクロイチを撃退。ライホウをウツホの呪縛から解放した。
 地上ではヤクモと五体の式神を守ってソーマたちが妖怪と戦い、ボート部は妖怪になつかれていた。
 マサオミとキバチヨは、タイザンと四大天“デーバ”の力を用いるオニシバと激しくぶつかり合う。かつて兄とも慕ったタイザンだが、彼は力への妄執にとらわれていたのだ。ついにタイザンを倒したとき、彼が告げたこととは・・・。

第50話「絆をかけて」
シナリオ:樋口達人/絵コンテ:戸部敦夫/演出:わたなべぢゅんいち/作画監督:榎本勝紀
 ウツホの御殿に乗り込んだリクとユーマ。美しい花畑の中で、ウツホはふたりを待っていた。穏やかな微笑みを浮かべて、「大地に花を咲かすのだ」と、人類の滅亡を宣告するウツホ。
 リクとユーマに、合流した神流討伐隊はウツホに最後の決戦を挑む。だが、ウツホは次々と式神を降神させて迎え撃つ。あまつさえフサノシンやホリンたちまで各々の闘神士から引きはがし、ソーマたちを襲わせる。為す術もなく倒されていく仲間たち。
 地上では天を支えるヤクモたちの崩壊が始まる。そして、ボート部の仲間たちも石化が始まる。
 残されたリクとユーマのみ。疲弊するコゲンタとランゲツにウツホのとどめの一撃が迫る。だが、そこに閃光と共にマサオミが現われた!

第51話「終焉の太極」
シナリオ:樋口達人/絵コンテ:菱田正和/演出:工藤寛顕/作画監督:佐久間信一
 ヤクモの遺志を継いだマサオミは、ウツホを止めるべくリク、ユーマと共闘する。超降神コゲンタ、ランゲツ、キバチヨはウツホの繰り出す式神たちを倒していく。「ありがとう・・・」式神たちはそう言いながら、消滅していく。激昂するウツホはコゲンタたちとそっくりな式神を降神させる。同等の力をもつ恐るべき敵さえ退けるコゲンタ、ランゲツ、キバチヨ。
 いよいよウツホに迫ろうというとき、秘められていたウツホの記憶が暴走した。ウツホの中にある闇、人への絶望の深さをリクたちは知る。
 身を挺してリクとユーマを守り、マサオミとキバチヨは消滅。そして地上の自然が死滅するのと共に、コゲンタとランゲツも消え去った。
 生身でウツホと対峙するリクとユーマ。
 果たして、人類の未来をかけた戦いの結末は・・・。

第52話「巡る節季(とき)の中で」
シナリオ:岡崎純子/絵コンテ:菱田正和/演出:菱田正和/作画監督:榎本勝紀

自然と共に消えてしまったコゲンタとランゲツ。だがリクとユーマは信じていた。式神はどこにも行ったりはしない。必ず自分たちの元に返ってくると
  そして奇跡は起こった。ウツホに消されたはずの自然が蘇り、式神たちが復活したのだ。式神は自然そのもの、人間もウツホも、自然のなかを巡る命のひとつに過ぎない。
  だれよりも式神を愛していながら、己の闇にとらわれその信頼を裏切っていたことに気づいたウツホは自身の誤りを悟り、自らこの世界から消えていくのだった。
  かくして地上に住まうすべての命は救われた。
  そして、壮絶な戦いを終えたリクとコゲンタは・・・。


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© 海童博行・富沢義彦/集英社・WiZ・サンライズ・陰陽製作委員会・テレビ東京 2004
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